京都最古の神社のひとつと言われる、『上賀茂神社(かみがもじんじゃ)』です。
広々とした境内には川も流れていて、心地よい時間を過ごすことができますよ。
上賀茂神社について
上賀茂神社(かみがもじんじゃ)の正式名称は賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ) で、歴史と格式のある京都最古の神社のひとつです。
1994年には世界文化遺産に登録されています。
下鴨神社と共に賀茂氏の氏神を祀る神社で、 京都三大祭りのひとつである葵祭(あおいまつり)は共同で行われます。
御祭神は賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)です。
清めの砂の起源・立て砂
重要文化財に指定されている細殿(ほそどの)の前には、2つの盛り砂があります。
こちらは立砂(たてずな)と呼ばれ、賀茂別雷大神が降臨したと伝えられる本殿の背後に位置する神山(こうやま)を模したものです。
住居の鬼門・裏鬼門にお砂をまき清める風習は、こちらの立砂が起源と言われています。
本殿へと通じる美しい楼門
上賀茂神社の本殿へと通じる朱色が美しい楼門(ろうもん)と玉橋は、国の重要文化財に指定されています。
渡ることはできませんが、楼門の前にかかる玉橋も美しいですね!
上賀茂神社でお参り
上賀茂神社でしっかりとお参りをしました。
上賀茂神社には、厄除・方徐・災難除・八方除・開運・必勝と言ったご利益があります。
国宝・本殿特別参拝とご神宝の拝観
通常の参拝の他にも、国宝・本殿特別参拝とご神宝の拝観をすることもできます。
ちなみに写真撮影はNGです。
社務所で500円を納めて特別参拝の申込みをして、正装で体を清める役割の浄掛(きよかけ)を受け取ります。
神職さんから上賀茂神社の由緒と、壁に掛けられた三枚の絵を使って賀茂別雷大神についての伝説を聞きます。
浄掛を首から下げてお祓いをしてから、普段は入ることができない神域・主祭神がおられる本殿と権殿の前へ通されます。
神職さんと共に参拝をした後は、ご神宝を拝観して終了になります。
1人で参加したので少し緊張しましたが難しいことはなく、貴重な体験をすることができるのでおすすめですよ♪
かわいらしい八咫烏みくじ
神話で賀茂氏と深いつながりがあり、上賀茂神社の摂社、久我神社に祀られている八咫烏(やたがらす)のおみくじがかわいらしいと人気です。
八咫烏は3本足なのですが、確かに足が3本描かれています。
参拝者の方の将来を良い方向へ導く指針がおみくじに託されています。
導く=目的地まで無事に到達するということから、必勝祈願や交通・旅行・通学安全にご利益が期待できます。
初めて知ったのですが、サッカー日本代表のシンボルマークも八咫烏なんだとか!
他にも摂社の新宮神社の、とても澄んだ音が鳴る天の御鈴(あめのみすず)のお守りも購入しました。
上賀茂神社の御朱印
上賀茂神社の御朱印は、先ほど紹介した立砂の左側にある朱印受付で初穂料300円で授かることができます。
御朱印では正式名称の賀茂別雷神社と書かれています。
御神紋である二葉葵(ふたばあおい)の朱印がきれいですね。
川の流れる境内を散策
上賀茂神社の境内には、御物忌川(おものいがわ)、御手洗川(みたらしがわ) という2つの川が流れています。
2つの川が合流したならの小川は、葵祭の禊(みそぎ)の儀式が行われる場所でもあります。
自然が多くて川の流れる境内を歩いていると、清々しくて気持ちがいいですね!
こちらの境内では毎月第4日曜日に上賀茂手づくり市が開催され、多くの方達でにぎわいます。
他にも上賀茂神社には24もの摂社・末社があるので、ぜひ参拝してみてくださいね。
ピーナッツ先生のヒトコト
世界文化遺産で境内に川も流れる上賀茂神社は、とても神聖な雰囲気でした。
時間のある方は、特別参拝もぜひ!
上賀茂神社( 賀茂別雷神社 )(かみがもじんじゃ・かもわけいかづちじんじゃ)
※最新情報は公式サイトなどをご確認ください
住所:京都府京都市北区上賀茂本山339
電話:075-781-0011
時間:拝観時間:5:30~17:00・御朱印受付:9:00~17:00
交通:地下鉄烏丸線北大路駅から市バスで15分
駐車場:あり(有料)