岐阜県の長良川(ながらがわ)で行われている『ぎふ長良川の鵜飼(うかい)』に行ってきました。
テレビ番組では見たことがありますが、実際に見るのは初めてなので楽しみです!
ぎふ長良川鵜飼について
岐阜市中心を流れる長良川で、毎年鮎が遡上する5月11日~10月15日に開催されています。
暗くなった頃にかがり火を炊いた鵜舟(うぶね)から鵜匠(うしょう)が鵜を操り魚を捕らえる漁法で、1300年以上の歴史があります。
織田信長や徳川家康に、松尾芭蕉やチャールズ・チャップリンも鵜飼いを楽しんだそうですよ!
平成27年には漁業で初めて国の重要無形民俗文化財に指定されました。
暗くなってきたらいざ出船!
夕暮れ時になってきたら、観覧船に乗っていざ出船です!
観覧船で本格的なお弁当を楽しめるプランもありますが、私は今回はホテルでの食事後の観覧にしました。
情緒ある観覧船は飲食物の持ち込みがオーケーなので、屋形船気分を楽しむこともできますよ。
船の奥にはトイレもあるので安心です。
鵜舟と並走して鵜飼いを楽しむ
川岸に停泊して鵜飼が始まるのを待っていると、鵜飼開始の合図となる花火が打ち上げれらます。
花火が上がると鵜飼の為に川岸のホテルも明かりを落とすので、かなり暗くなりますよ。
今回は『狩り下り』という、観覧船が鵜舟と並走しながら長良川を下る観覧方法でした。
暗闇の中、かがり火に照らされた長良川で昔ながらの姿で行われる鵜飼は幽玄な世界でした。
鵜も一生懸命頑張って鮎をとっています。
しかし並走して走るのと、いがいと近くで見られる時間が短かいので写真を撮るのも必死!
鵜舟に乗っている人たちのチームワークも必要ですが、鵜匠さんと鵜の信頼関係も素晴らしいのでしょうね。
鵜はもともと野生のウミウで、鵜匠が生活を共にして2~3年かけて訓練を積むそうです。
最後は『総がらみ』と呼ばれる鵜舟が川幅いっぱいに横一列になり、一斉に鮎を浅瀬に追い込む鵜飼のフィナーレです。
鵜飼でとられた鮎は高級品!
「鵜飼でとれた鮎も食べられるのかな~」なんて軽く考えていたのですが、鵜飼でとられた鮎は高級品でほとんど市場には出回らないそうです…。
鵜がとった鮎にはくちばしの跡がついていて歯型の鮎と呼ばれ、平成27年に清流長良川の鮎が世界農業遺産に認定されました。
私も歯型の鮎ではないですが、ホテルのお食事でおいしい鮎をいただきました♪
鵜飼観覧は前日までに要予約
鵜飼観覧船は岐阜市鵜飼観覧船事務所の電話か公式サイトで前日までに予約をします。
私は長良川温泉のホテルの宿泊と長良川鵜飼観覧がセットになったプランを利用したのですが、宿泊する時はこちらの方が便利かもしれません。
食事も船上かお部屋食かを選ぶこともできますよ。
ハトマメさんのヒトコト
1300年以上続く幽玄な世界の鵜飼で、仲間(鵜)が頑張っている姿に感動しました!